新型うつ チェックについて
今、うつ病などのメンタル面で問題を抱える社員が増えていて、
企業はその対応が課題となっています。
特に最近注目を集めているのが、「
新型うつ」と呼ばれる
新しいタイプのうつ病です。
「新型うつ」と「従来型うつ病」は何がどう違うのか。
「新型うつ」のチェックはどうすればよいのか。
「従来型うつ病」は、常にうつの症状が出ていることに対し、
「新型うつ病」は、職場にいるとうつ症状が出て、
職場を離れたり、趣味や旅行など好きなことになると活動的になります。
ここが一番大きな違いですね。
したがって、
新型うつの人は
「甘えている」や
「怠けている」というふうに捉えられてしまい、
また、従来の抗うつ薬が効きにくく対処が難しいのが問題になります。
NHKスペシャルでも
「新型うつ」の特集が組まれていましたね。
若者の間で特に
「新型うつ」になる人が多く、
「今頃の若いものは我慢が足らない」などと
甘えや怠けとして上の人には見られてしまい、
その対処が更に症状を重くしてしまいます。
自分が
「新型うつ病」でないかどうか気になる人は、
以下のことを
チェックしてみて下さい。
【新型うつ病 チェック】
1.やらなくちゃいけない仕事の事を考えるだけで眠れない。起きられない。
2.仕事が日に日に辛くなってくる。
3.最近、急病というほどではないけれど仕事を休んだり、早退したりした。
4.無気力になっていても、親しい友人や家族となら外出や旅行は可能だ。
5.「こんなに辛いのに誰一人理解してくれない」
「会社の上司や同僚のせいでいつも気持ちが沈む」という思いに駆られることがある。
以上の5個の項目で、
少しでも当てはまる方は、
「新型うつ」の可能性があるかもしれません。
早めに専門医を訪ねることをオススメします。
うつ病も他の疾病と同じで、
治療開始は早ければ早いほうがいいです。
1人で悶々と悩むよりも、
気持ちを理解してもらい、
カンセリングや投薬治療を受け、
十分の休養と周囲の理解が早期治療には欠かせません。
家族や友達に
「新型うつ病では？」と気になる方がいた場合、参考になるのではないでしょうか。
⇒あなたの身近な人が「新型うつ」かなと思ったとき読む本
